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音楽のある生活 〜ヤブキタカユキ COLUMN〜

音楽を始めて早いもんで20年ほど。
とにもかくにも、20年も音楽をプレイしてきた。
ここまで来ると、「ただ演ってきた」だけでは説明がつかない程、色んな事があったし、挫折感も味わった。
実際に「ただ演ってきた」のならば挫折なんて存在しないだろうしね。

最初は『下手の横好き』で始まったのかもしれないが、気が付くと本気になっていた。
いつしか、「音楽でメシを喰いたい」「喰えればいいなぁ」と思っている自分自身に気が付く。

そうなれば、生活も全て音楽の為にシフトし、時間の都合がつくバイトを見つけては群がり、誘われればどこへでも出かけライヴをした。
当然、お金には縁がなく、日銭プラス消費者金融へ足を運ぶ毎日だった。

借金こそなくなった今も、音楽は続けている。
当時とはペースは違えど、続けられている。面白いもんだ。
あの頃は、若気の至りってヤツで、情熱が先攻し計画性に欠けていたのかもしれない。

いや、今も情熱はハンパなくあるんですよ。むしろ当時よりあるかもしれない。
計画性だって大して変わっていないかもしれないしね (笑)
違うのは、あの頃より若干角度を変えたところから音楽の見方をしているという事。
だから最近強く思う事があるんです。
そろそろ本題に入ろう。

音楽を演っている以上、口だけではダメだなと。
ただ演っているだけでなく、一つ一つを大事にしないとダメだなと。

昔はといえば、それはそれで一生懸命やっていたと思うが、
ここのところ、またちょっと違った考え方になったというわけだ。
今思えば、昔はなんとなく『生活』と『音楽』をセパレートしていた気がする。
音楽の為に生活し、生活の為に音楽をしていた。

この場合、今や完全に趣味として演っているならばいいんです。

俺の場合、趣味とは違う。生活の一部なんです、音楽が。
偉そうに言えば、音楽あっての俺っていうかね。
だから頑張るんです。全てにおいて比較的、有言実行したほうがいいと思うから、頑張ってみるんです。

だから、きっかけはとりあえず自分自身で作ってみるようにしたんです。

仕事を頑張って生活の質を上げ、自信をつけて行くのと一緒で、音楽も頑張らないと生活の一部とは言えない。
少なくとも、『変えて行きたい』と思っている。自分自身も、世の中も。

誰かが用意してくれたレールの上を走る事は素晴らしいし、大変な事だと分かっているつもりだ。
が、誰も用意してくれないならば自分でレールを敷いてやらなければならない。
具体的な方法を考えないといけない。
きっかけは自分で作っても、一人では何も出来ない事も身にしみて分かっている。
だから考えるし、皆と走りたいと思える。

友は素晴らしい。時にライバルとなり、時に励ましあう。

ただ、友にすがりっぱなしではダメだ。お互いに引き合わないと成立なんかしない。
全て一人でやった気になっている大バカヤローにはなりたくない。

「人生は残酷だ」とは誰かの言葉。
だからって、挫けてたまるかってんだ。

あぁ、熱くなりすぎて涙が流れそうだ。

人生全てを全力で頑張りたい。
皆も頑張っている事だろう。なにかしら頑張っている事と思う。
家族の為、会社の為、全てにおいて全力で自分自身を捧げている事だろう。
俺の場合、音楽も頑張らねば成立しないんですよね。
公私混同とは俺みたいなヤツの為にあるような言葉だ (笑)


おかげで、いまだ情熱を持っていられる。
挑戦しようと思える。

それぞれに考え方があっていいと思う。
音楽に接する方法なんか人それぞれだから。

だからこそ、俺の場合
「歌うだけでいいのだ」ではダメだなと。
「これでいいのだ!」
って心の底から全てに対して大声で叫ばなければ意味が無い。

友へ
頑張ってますか。
俺もなんとか頑張ってます。
いつかまた美味しいお酒を吞みましょう。
そんときは、ぜったいにうまい酒になると確信してます。

そして、
俺を支えてくれる全ての皆へ感謝します。
こんな俺ですが、これからも宜しくです (笑)


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