YABUKI web 公式サイト

世代間について 〜ヤブキタカユキ COLUMN〜

世代間のギャップって確実に存在する。
日常、何気なく話していると「あれ?」「なんか違うな?」って相手の歳を聞くと「なるほど!そうなのね」的な事があったりする。

普段様々な世代の人達と関わっている。とくに多いのが20代中盤から40代前半。30代中盤の俺を中心に前後20年程。確かに20代と40代の見解は違う。それは然るべき事だと思う。同じだったら気味が悪いし、ある意味日本の将来に不安を抱くかもしれない(笑)
世代間の見解の相違はしょうがないとしても『ノリ』というか『空気』も確実に違う。同じ単語なのに発音まで違う。細かい事を言えば、発声が違う。
「そうなんですよね」って何気ない言葉でも世代によって微妙に発音というか発声が違う。だから初対面でもだいたい歳はわかる。年齢不詳の人でも俺より上か下かは概ね見当がつく。これは、どうしてなんだろうね。

例えば俺の世代。
世の『バブル期』を肌で味わっていない。所謂、直接的に恩恵を受けていない世代。ブルーハーツを多感な時期にリアルタイムで感じた世代。ヒロトの歌詞に勇気をもらい、マーシーの唄に拳を挙げた。巷はバンドブームなる偏ったムーブメントに流され、決して格好良くないバンドも堂々と正面切ってメジャーデビューし、ブームと共に去って行く様をまざまざと見せられた。が、その一方で今でも活躍しているアーティストの初期を垣間みれた世代。今思えば音楽もファッションも丁度、何かが変わろうとする時代の間だったのかもしれない。
この時代の背景を10歳下の人間と話しても、会話が成立しない。当たり前だ。俺が15、16の頃、彼等は5、6歳なのだから。かたや10歳上の人間と話をすると会話は成立する。が、コンセンサスはうまくとれない。これも当たり前だ。彼等は既に最前線で戦っていた。確実に社会に出ていたのだ。世間に対する見方があまりにも違い過ぎる。
冒頭で触れたように一つの物差しとして、自分の年齢から前後20年間の世代の人と触れ合う事で、大まかに3種類の価値観を常に感じる事が出来るのだ。

青春時代を15〜18歳で語るならば、この時期に感じた全ての事が現在の考え方の基礎であり、反動となる要素が詰まっているのかも知れない。

青春それは君が見た光 僕が見た希望
青春それはふれあいの心 幸せの青い雲

これって『青春』じゃなくて『青雲』だね (笑)
これも一つの世代だね (笑)

・・・以上!

LISTへ戻る